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お子さまにこんな症状はありませんか?
もしかすると「上顎の発育不全」かもしれません
- アレルギー体質
- アトピー体質
- 喘息
- 姿勢が悪い
- 集中力がない
- すぐに風邪を引く
- 扁桃腺が腫れやすい
- いびきをかく
- おねしょをする
- 歯並びが悪い
上記の項目に複数心あたりがある場合、もしかしたらお子さまは「上顎の発育不全」かもしれません。上顎の発育不全は、当院の顎顔面矯正という方法で改善することが可能です。
顎顔面矯正について
顎顔面矯正とは?
「子どもの矯正治療」の一環として、当院では、「顎顔面矯正」に力を入れて取り組んでいます。顎顔面矯正とは、上顎の発育不全により、歯並びの乱れや口呼吸などの症状が起こっているお子さまに対して、歯の足場となる顎の骨を広げることで、歯並びを良くしたり、鼻腔(鼻の穴)の通気性を良くしたりすることで、各種症状を改善させる方法です。
「前歯のガタガタ」「受け口」などの歯並びの乱れが改善できるほか、鼻腔の通気性を良くすることで、アレルギー体質・アトピー体質の改善、喘息の改善、姿勢の改善、集中力アップ、免疫力の向上、アデノイド肥大の改善、いびきの改善、おねしょの改善などの効果が副次的に期待できます。
こんな効果が期待できます
- 前歯のガタガタや、受け口など、悪い歯並びが改善できる
- 鼻腔面積を拡大することで、鼻呼吸が確立できる
- 風邪を引きにくくなる
- 扁桃腺が腫れにくくなる
- 口の中が乾燥しにくくなる
- いびきが改善される
- なかなか治らなかったおねしょが改善される
- 睡眠の質が高まる
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)が改善される
- 姿勢が良くなる
- 集中力が高まる
- たくさん空気が吸えるようになるので、スポーツ時のパフォーマンスが向上する
口呼吸のリスク・鼻呼吸の効果
健康で健やかな1日を過ごすためには「睡眠の質」が大切
顎顔面矯正には、「歯並びがきれいに整えられる」こと以外にも、鼻腔面積を拡大することで、鼻呼吸が確立できるというメリットも期待できます。口呼吸は睡眠の質にも影響しますし、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因ともなります。健康で健やかな1日を過ごすためには、毎朝良い状態で目覚めることが重要で、口呼吸だとこれが難しくなります。
鼻呼吸には睡眠の質に繋がるほか、風邪の予防、姿勢の改善、勉強時の集中力アップ、スポーツ時のパフォーマンス向上など、健康、見た目、勉強、スポーツなどで様々な良い効果が期待できます。
こうした効果は、きっと子どもたちの毎日をより良いものにし、そうした1日を積み重ねることで、子どもたちは輝かしい未来を手に入れることができるのではないでしょうか?そのための“小さな一歩”として、当院の治療を役立てていただければ幸いです。
顎顔面矯正の特徴
装置は固定式なので紛失の恐れがありません
顎顔面矯正では、基本的に固定式の装置を使いますので、お子さまが取り外して紛失してしまう恐れがありません。
歯列の後ろに隠れるので装置が目立ちません
顎顔面矯正の装置は歯の裏側に取り付けますので、歯列の後ろに隠れてほとんど目立ちません。まわりのお友達からの視線が気になる多感な時期のお子さまでも、安心して治療が受けられます。
抜歯の必要はありません
顎顔面矯正では、歯の足場となる顎の骨を広げることで、歯並びを良くしていきますので、成人矯正のように、「抜歯して、歯をきれいに並べるためのスペースを確保する」ということを行わなくても済む場合があります。
原則的に歯並びは後戻りしません
成人矯正の場合、治療終了後に歯の元の位置に戻ろうとする力が働いて、歯並びが後戻りすることがあります。一方、顎顔面矯正では、歯の足場となる顎を広げることで、歯に負担をかけず、正しい位置で矯正が終了できることが多いので、原則的に歯並びが後戻りすることはありません。
治療費が抑えられる場合も
顎顔面矯正だけで矯正治療が終えられた場合、通常よりも治療費が抑えられます。
顎顔面矯正の流れ
1
定期健診
顎顔面矯正をご検討中の方には、医師がお子さまのお口の中を詳しく診させていただきますので、まずはお気軽に定期健診へお越しください。一度お子さまのお口の中を診て、治療が適応かどうか診断させていただきます。
2
他院でのセカンドオピニオン
顎顔面矯正をご希望の方には、必ず他院へセカンドオピニオンに行ってもらうようにしています。他の方法と比較したうえで、治療を始めるかどうか決めていただくようにしています。
3
治療内容のご説明
当院で顎顔面矯正を受けられる際には、完全個室の「カウンセリングルーム」で詳しく内容をご説明させていただきますが、この時、できる限りご両親にお越しいただくようにしています。矯正治療はお子さまの一生に関わることですので、「お母さまだけ」「お父さまだけ」ではなく、ご両親にもカウンセリングに同席していただいて、納得したうえで治療を開始していただきたいと思っています。
4
資料採得
各種検査を行って、矯正治療に必要な資料を集めます。
5
顎の拡大
上顎の拡大
まずは上顎に拡大装置を入れて、上顎の骨を広げます。2ヶ月間、拡大装置のネジを回して顎を広げていきます。
下顎の拡大
上顎の下に下顎があるために、まずは上顎を広げてから、下顎を広げることになります。下顎の骨は上顎の骨と違い割れ目がないため、内側(舌側)に傾いた歯を立たせることで下顎の歯列の外周を広げていきます。
6
保定(3ヶ月)
拡大装置のネジを回し終えたら、3ヶ月間、保定を行います。
7
経過観察
保定期間が終わりましたら、上顎に入れた拡大装置を外して、半年程度、経過観察します。
※以上が1タームで、平均的にこれを2ターム繰り返します。
※あくまで一般的な治療と流れで、患者さまにより異なる場合があります。
使用する装置の種類
上顎の装置
拡大装置
歯の足場となる顎の骨の側方成長を促進させる固定式の装置です。「ハイラックス型」と「ファン型」があります。
TPA
噛み合わせの完成をサポートする固定式の装置です。
フェイスマスク
歯の足場となる顎の骨の前方成長を促進させる固定式の装置です。
※フェイスマスクは必要な場合のみ使用します。
下顎の装置
LA
噛み合わせの完成をサポートする固定式の装置です。
FKO
歯の足場となる顎の骨の成長を促進させる取り外し式の装置です。
矯正トレーニング
顎の骨の成長サポートのために、次のようなトレーニングも行います。
片足立ちトレーニング
① 足を上げて、膝をへその位置まで上げます
② その状態のまま、10秒間キープします(この時、反対の足で支えないようにしてください)
③ これを片足ずつ5回、計10回行います
ガラガラストップトレーニング
① 口に軽く水を含み、真上を向いてガラガラうがいをして、ストップします。
② 水を含んだままの体勢で、鼻からゆっくり大きく息を吸い込みます(10秒間、息を止めないようにして、鼻で息を吸い込みます)。
③ ①と②の動作を繰り返し、水を吐き出します。
※1日1回、5セット行うようにしてください。
ガムトレーニング
ガムを一粒口に入れ、30分間噛み続けてください。左右バランス良く噛みましょう!
この時、ガムを追加しないようにしてください。
※1日1~3回は行ってください。